こんにちは、朝比奈です。
本日は、「才能が見つからないまま大人になってしまった君へ」を書評します。
この本は、自分の腕と才覚だけで仕事をしたいと思っているけど、何をしたらいいのかわからないという方に最適な本です。
「個人化」の時代を迎えるにあたって、参考になると思いますので紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
アマゾンの内容紹介から一部引用
「累計140万部を超えるベストセラー心理学著者が、才能を“爆発”させた成功者の共通点を大研究。あなたの中に眠ってる新しい能力を見つける方法を1冊にまとめました。」
自分の才能を活かした仕事は楽しい
「結局、会社員生活がつらいと感じている人のほとんどがしていることは、「やりたくない、得意でもない仕事のために、一日の大半を会社に捧げること」に他ならないでしょう。」P19
日本人は世界でいちばん会社が嫌いだなんて記事を前に見たことがあるんですが、仕事を楽しいと思っている人は少ないんだろうなとよく思います。
実際に、「仕事を辞めたい」「会社に行きたくない」という声をよく聞きますしね。
じゃあなぜ、仕事を楽しいと思えないのかなんですが、それは簡単でやりたくもない仕事をしているからなんですよね。
世の中には、「やりたくないことをやるのが仕事だ」という人がいますが、人生の多くの時間を費やす仕事がやりたくないものだとしたらつまらなくて当然です。
特に、今後は今以上に労働寿命が伸びることからも仕事に対する考え方をいけないでしょうね。
暮らしの安定は才能で得られる
「普通のサラリーマン生活のデメリットは、収入の天井が概ね見えていることです。そしてその天井は、意外に低く、しかも年々下がってきているという厳しい現実があります。」P23
最近、サラリーマンのメリットが少なくなってきたと感じます。
以前ならば、雇用は守られていたし給料も年を重ねるごとに上がっていました。でも、今は給料はほとんど上がらないし、リストラも増えてきている。
しかも今後、日本経済は上向くかというと、そんな感じもしない。
となると、サラリーマンになることが正解だとは言い切れない時代だなと思います。
「全員が全員、サラリーマンを辞めるべきだ!」なんてことは思わないですが、優秀な人ならサラリーマンをやる必要はないですよね。
だって、今ならわざわざ会社に入らなくてもフリーランスとして仕事できますし、起業だってお金がなくてもできます。
そんな時代なわけですからサラリーマンという生き方すべてがダメだとは言いませんが、時代に合わなくなってきているのは間違いないでしょうね。
自分の「意外な才能」に気付こう
「実際こういう「食わず嫌い」の例は、世の中にはよくあることなのです。やってみたら、自分の才能に気づいたという例です。」P39
何事もやってみないとわかりません。
だから、色んなことに挑戦してみて、合うなら続ければいいし、合わないならすぐやめればいいんです。
別に難しいことないんですが、日本では「続ける」とか「その道を極める」みたいなのが素晴らしいと思われているところがあります。
だから、色んなことに挑戦していくということに対して、ネガティブに見られてしまうんですよね。
それを気にしない人ならいいんですが、周りの目が気になってしまう人がほとんどだと思います。
でも、それでは自分のやりたいことを見つけるなんてことは不可能ですよ。
結局、その人の人生はその人のものなわけですから色んなことに挑戦して、合うと感じたものをやってほしいなと思いますね。
学校で習ったことは捨て去ろう
「学校で教えることは、「よく勉強し、よい学校に入り、よい就職先を見つける」ということに他なりません。真面目で、協調性のある、勤勉な労働者を生産するのが学校です。」P62
「よく勉強し、よい学校に入り、よい就職先を見つける」
これが正解の時代もありました。
そのときは学校で学ぶことの意味はあったんだろうし、機能していたんだと思います。
ただ、現在でいうと、「よく勉強し、よい学校に入り、よい就職先を見つける」これが正解だとは言い切れないですよね。
だって、世の中を見てもわかりますが、就職先がずっと雇用を守ってくれる時代でもないですから。
それに、真面目で協調性のある勤勉な労働者であれば、これから登場するであろうAIやロボットで取って代わられてしまいます。
むしろ、今はどこにでもいるような無個性な人間ではなく、その人だけが持っている強い個が大事になってきています。
そう考えると、学校で習うことに価値はないのかなと思ってしまいますね。
自分は歳だからと考えずに今すぐ行動に移そう
「あなたの現在の年齢が、たとえ50代、60代であっても、才能は発見でき、爆発させられます。自分の年齢にこだわっていると、それこそチャンスを逃します。」P113
いくつになってもチャレンジができるとはぼくは思いません。
なぜなら、気力体力は衰えるし、家庭を持ってしまったらチャレンジするのが難しくなるからです。
だから、チャレンジできるときにチャレンジするべきだと思っています。
ただ、人生100年時代と言われ、働く期間が伸びることが確実視されています。
そんな世の中を生きているわけですから子育てが終わって、時間に余裕ができ、再度チャレンジができる環境ならば、年齢にこだわらずにチャレンジすべきだと思いますね。
それによって、チャレンジが仮に上手くいかなかったとしても納得のいく人生を歩めるんじゃないかと思いますよ。
感想
未来のことは誰にもわかりません。
でも、ぼくらが未来も仕事をしていることは間違いないでしょう。
そして、それも今の高齢者のように60代引退なんてことはなくて、もっと長い期間仕事をしているはずです。
そうなると、自然と人生の中で仕事が占める割合って増えます。そうなった時にやりたくもない仕事をずっとしていたらどうでしょうか。
間違いなく、つまらない人生になりますよね。
「今すぐ会社を辞めて、自分の好きなこと、やりたいことで起業しろ!」とは言わないですが、副業からで良いので始めてみるといいのではないでしょうか。
自分でビジネスをすることに抵抗感を感じている人は多いですが、そこから逃げいてたらこれからの世の中は厳しいと思いますよ。
本日紹介した書籍情報
【書籍名】「才能が見つからないまま大人になってしまった君へ 」
【著者名】「神岡 真司」
【出版社】「ワニブックス」
【出版日】「2017/8/25」
【頁数】 「191ページ」