こんにちは、朝比奈です。
本日は、ひろゆきさんの「このままだと、日本に未来はないよね。」を書評します。
今回、紹介する本には沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかが書かれています。
多くの方に参考になる内容だと思いますので、読んだ中で特に気になったところを紹介します。
アマゾンの内容紹介から一部引用
「お金も人材も集まらない、これからの日本では、もう「国民1億人が幸せ」になるのは難しいかもしれません。でも、国や経済が右肩下がりになっても、一人ひとりが幸せに生きることはできます。」
”ワンチャン”頼みの日本経済
「10年後の日本は、まず経済が悪くなって、教育にコストもかけられなくなり、人の考えなどもすさんで、治安も悪くなるという厳しい状況が待ち受けているでしょう。」P59
日本経済が良くなる要素は見当たらないですよね。
だから、治安が悪くなるのも間違いないと思います。
最近も昔じゃ考えられなかった事件が出てきていますが、今後も同じような事件が続くでしょうね。
個人的には、日本もアメリカのように安全を買う時代が訪れると思っています。
今は夜中に外を歩いていても問題ないですよね。
でも、数年後は夜中に外を出歩けなくなる時代が来ると思っています。
世界的に見れば、それでも治安がいい国にだと思いますが、治安が悪くなるのは間違いないと思いますね。
働き方改革の最適解は「人間を雇わない」
「もし本気で労働生産性を上げたければ、最適解はシンプルです。「ロボット化して人間を使わないほうがいい」という結論になります。」P78
日本の企業はまだまだ、無人化・省人化ができていないですよね。
でも、今後は強引にでも機械化を進めていくでしょうね。
というのも、どこの企業も余裕がありそうでまったくない。
今まではなんだかんだ、「きついきつい」と言いながらも何とかなってました。
でも、消費税が増税され、オリンピックが終われば、今以上にしんどくなります。
テクノロジーの進み具合にもよりますが、2020年以降はものすごいスピードで無人化・省人化が進むでしょうね。
マイカーがなくなるのは時間の問題
「欧米ではカーシェアリングが普及して「所有から共有へ」という流れが加速しているので、クルマの個人所有が終わるのはそれほど遠くないでしょう。」P101
マイカーがなくなるのは間違いないでしょうね。
今でも都内だとマイカーの必要性を感じないですしね。
無類の車好きじゃない限りはタクシーでいいのかなと思います。
ただ、不便が生じることもあります。
たとえば、都内だとタクシーがなかなか捕まらない場所や時間帯もあります。
でも、わざわざ月4万円近く払って車を所有しようとも思わないので仕方がないのかなと個人的には思っています。
あとは、タクシーのサブスク化があったら便利だと思いますね。
近い将来実現するでしょうが、早く導入されないかなと思ってます。
「1億人を幸せに」はムリだけど、個人にはいい時代
「日本全体をほかの国と比較して相対的に高い位置に持っていきたいのであれば、政治的なものが変わらなければ不可能でしょう。ただ、個人一人ひとりが楽しく過ごしながら生き残る方法は、あると思います。」P196
国全体で考えると、しんどい時代です。
でも、生き方や働き方、考え方を変えれば、こんなに生きやすい時代もないんですよね。
ただ、多くの人が前の世代の生き方を踏襲しています。
だから、変化に上手く対応できずにいて、しんどくなっちゃってるんですよね。
本の中にも身近な人を幸せにすることはできると書いてありますが、その通りだと思います。
自分や身近な人を幸せにすることは可能な時代です。
国単位ではなく、個人単位で幸せに生きることを考えることが大事なんだと思いますね。
「人と比べない幸せ」が人生をラクにする
「人はつい意味のない比較をしてしまうんですが、何かと比べて自分が不幸であると思うことに意味はないし、むしろマイナスです。比較は、価値観において意味がないんです。」P218
僕も20代前半の頃は他人と比較しまくってました。
でも、比較したところでキリがないんですよね。
今の働き方になってからそのことに気がつきました。
さっきも書きましたが、国全体とか企業で考えるとこれからの日本はだいぶしんどいです。
でもそうじゃなくて、自分が何が好きなのか、そして、何に幸せを感じるのか、を突き詰めていくと見え方が変わります。
周りがではなく、自分はどうしたいのかで考えると良いと思いますよ。
感想
2020年以降の日本が厳しいことはみんなわかっていると思います。
特に若い人ほど、感じているのではないでしょうか。
でも、どうやって生きていったらいいかがわからないんですよね。
この本を読めば、もちろんすべて解決するということではありません。
でも、なんらかのヒントはもらえると思います。
危機感を感じている人は読んでみるといいのではないでしょうか。
本日紹介した書籍情報
【書籍名】「このままだと、日本に未来はないよね。」
【著者名】「ひろゆき(西村博之)」
【出版社】「洋泉社」
【出版日】「2019/2/21」
【頁数】 「223ページ」