経営・事業戦略・起業

【書評】「1万人を見てわかった起業して食える人食えない人」成功する起業家の行動原理を学ぼう

こんにちは、朝比奈(@satoshiasahina)です。

今回は、「起業して食える人食えない人」という本を書評します。

これから起業して自分のビジネスを始めようと思っている方、なんとなくだけど起業に興味がある方、はぜひこの記事を参考にしてみてください。

では、はじめます。

1万人を見てわかった起業して食える人・食えない人 [ 松尾昭仁 ]
created by Rinker

アマゾンの内容紹介から一部引用

「起業して成功するためには、サラリーマン時代とは違った行動や考え方を必要とする場面も多くあります。本書は、起業コンサルタントである著者が経験した起業現場の生の話、あるいは同業者から聞いた豊富な起業ケーススタディから、独立起業して食べていける人の行動法則を抽出して紹介します。」

食える人は「会社の成果と独立は別物だと思っている」食えない人は「会社で成果を出さないと独立できないと思っている」

「会社で管理職を任され、それなりに実績を出しているので、起業してもやっていけると思ってしまうのですが、会社の力と個人の力を混同してしまう人が少なくありません。」P57

会社の力と個人の力を混同してしまっている方は確かに多いですね。

営業の仕事もそうですが、会社の看板があるかないかで難易度は大きく変わります。極論ですが、大企業の看板があれば、誰でも営業の仕事はできます。

でも、その大きな会社の看板を取って、自分の名前だけで営業をするとなると話は変わってきます。

なぜなら、その人に信用がないから。

本の中で著者が会社で身につけた能力やスキルは汎用性が低いからその会社でしか通用しないケースがあると書いてあるんですが、すべてが通用しないかというとそうではないです。

ほんの一部ですが、役立つことがあります。でも、ほとんどは役に立たないし、むしろ起業する際に邪魔になったりします。

だから、起業をするのであれば、あまり長いことサラリーマンをやるべきじゃありません。

サラリーマンとして働くのと自分で会社を立ち上げて働くのでは働き方はもちろん、ビジネスに取り組むうえでの考え方が違うからです。

サラリーマン思考に染まってしまうとなかなか変えるのに時間がかかってしまうのであまり多くの時間を費やすのは良くないですね。

食える人は「形がない「情報」にお金を使う」食えない人は「形が残る「もの」にお金を使う」

「起業で成功している人は、有益な情報にはお金を惜しみません。」P72

起業家だからというわけではなく、ビジネスで結果を出している人は皆、有益だと思うものなら形があろうがなかろうが、価値があると思えばお金を使います。

でも、多くの人は形がない情報にお金に使わないし、使うとしてもかなり躊躇します。おそらく、情報は無料で得られるものだと思っているんでしょうし、無形のものにお金を払うというのが理解出来ないんでしょう。

最近ではあらゆるものが「無料化」の流れになってきているので無料の情報でも良い情報は得られるようになってきています。

ただ、それもまだまだ一部の話であって、本当に有益な情報はお金を払わないと得られないのが現状です。

形がないものでも有益だと思ったならお金を使って学んだほうがいいですね。

食える人は「定時に帰って副業で稼ぐ」食えない人は「会社に残って残業代を稼ぐ」

「本気で起業を考えている人は、会社員時代に自分でお金を稼ぐ練習をしておいたほうがスムーズに起業できます。」P84

会社員時代に自分でお金を稼ぐ練習をしていたほうが良いというのは確かにそうですね。

これは先ほども言ったことですが、会社の看板があるとないでは本当に大きく違います。

会社の看板があるかないかで全然違うなんてことは誰もわかりそうなものなんですが、多くの方は会社での実績はすべて自分の力だと勘違いしてしまいがちです。

勘違いしたまま起業して、出戻りする方は本当にたくさんいます。

今は副業をすることが可能になってきたので起業する前に雇用される以外でお金を稼ぐことをやってみて、それから起業したらいいのでは?と思います。

そうすれば、自分が出来ること、出来ないこと、がよくわかりますし、そこまでリスクもないですしね。

食える人は「ビジネス書を飛ばし読みする」食えない人は「ビジネス書を最後まで精読する」

「起業で成功する人は、アウトプットすることを前提にビジネス書を読みます。」P125

「成功する起業家は、情報収集ツールとしてビジネス書を活用しているのです。」P126

よく「ビジネス書を読んでも意味がない!」という人がいますが、それは読むことしかしないからです。

大事なのは本を読んだ後に必ずアウトプットすることです。

アウトプットすれば、情報は定着しやすくなりますし、得た情報を自分の頭で考え、発信するので思考力もつきますし、発信スキルも身につきます。

情報発信スキルさえ身につけば、どこでも食べていけるようになります。

ビジネス書は読むことはもちろんですが、読むだけではなく、その読んだ情報を元に発信するということをやるようにしましょう。

今ならいくらでも発信媒体はあるわけですからやっておくといいです。

食える人は「躊躇なく仕事を他人にふる」食えない人は「相手に悪いからと自分で仕事を抱える」

「サラリーマン時代に部下に仕事をふれずに、何でも自分でやってしまうような人は、起業してもうまくいきません。」P158

自分でビジネスをする際に大事なのが自分がやるべきものとやるべきじゃないものを知ることです。

知った上で自分じゃなくても良いものはどんどん周りに振って、自分がやらないといけないものに集中すべきです。じゃないと体が持たないですよ。

仕事がデキる人の中には周りの人間を信用できずになんでもかんでも自分でやろうとしてしまう人がいますが、それではいつか身体を壊してしまいます。

自分がやらないといけないものは自分でやる。自分でやらなくてもいいことはどんどん人に任せる。

これが自分でビジネスをする際には大事です。

食える人は「2割から支持されればいい」食えない人は「他人から嫌われることを恐れる」

「起業家は全員に好かれる必要はありません。”お金を払ってくれる”お客様に好かれれば十分なのです。また、クレームばかりつけてくるような方とは付き合ってはいけません。」P165,166

本の中でも書かれていますが、サラリーマンの場合だと八方美人的な振る舞いをしないといけない場面はたくさんあると思います。

でも、自分でビジネスをする場合は全員に好かれる必要なんてなくて、少数の方から支持されればOKです。

だから、他人に嫌われることを恐れずにやるべきなんですが、どうしても嫌われることを恐がり、八方美人的な経営をしてしまう経営者が多いんですよね。

大企業なら気持ちもわかりますが、中小ならそんなの気にせずに支持してくれるお客だけを大事にすれば十分です。

これはビジネスに限った話ではありませんが、結局、合う人とは合うし合わない人とはどうやっても合いません。

合う人、理解してくれる人、と付き合うことが経営でも大事ですね。

感想

最近、ビジネスがカジュアルになってきているなと思います。

堀江さんが以前、「素人革命」という言葉を言いましたが、あらゆる業界で本当に素人革命が起きています。

前だったら立派な肩書きとか経歴を持った人がビジネスの世界で活躍し、君臨していましたが、最近では肩書きとか経歴なんて無いに等しい無名の若者がビジネスの世界で結果を出していたりします。

そんな「素人革命」時代になってきている今だと会社で学ぶ意味なんてものは無くなってきているというのが正直なところです。

もちろん、サラリーマン経験のない人が起業してすべて上手く行くわけではないですよ。そんな簡単な世界じゃないですからね。

前から言っていますが、僕は一度サラリーマンを経験して、そこで”サラリーマン”というのを学びながら並行してビジネスを始めて、将来的には起業すべきだと思っています。

でも、それも令和になり、2020年後半にもなれば古くなり、いきなり企業とかが増えるてくるんだろうなとこの本を読みながら考えていました。

起業家の思考、行動パターンとサラリーマンの思考、行動パターンは大きく違います。
その違いがよくわからないという方は今回、紹介した本だったりを見て、知っておくといいかもしれないですね。

 

本日紹介した書籍情報

1万人を見てわかった起業して食える人・食えない人 [ 松尾昭仁 ]
created by Rinker

【書籍名】「1万人を見てわかった起業して食える人・食えない人」

【著者名】「松尾 昭仁 」

【出版社】「日本実業出版社」

【出版日】「2016/5/28」

【頁数】 「208ページ」

ABOUT ME
朝比奈聡
朝比奈聡
新卒で営業会社に入社し、すぐにトップクラスの営業成績を残しエース社員に。その後、営業会社を立ち上げて、会社の規模を大きくしようと頑張るも土日祝日仕事をする生き方に嫌気がさして、再度起業しひとり社長に転身。もっと早く知りたかった雇われない雇わない生き方を伝えるのがミッション。「本はともだち」は、年間読書数100冊越えの読書オタクが運営するビジネス書専門の書評ブログです。
こちらの記事もおすすめ!