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【書評】中原圭介著「AI×人口減少」を読んでこれからの日本を考えよう

こんにちは、朝比奈です。

今回は、「AI×人口減少」という本を書評したいと思います。

今後、問題になると言われている少子高齢化の問題やAIをどう活用していけばいいのかについて詳しく書かれていて、とても参考になる内容が書かれた本だなと思いましたので紹介します。

今、20代30代の若者は今後の生き方・働き方を考える上で参考になる本だと思いますのでぜひ、参考にしてください。

AI×人口減少 これから日本で何が起こるのか [ 中原 圭介 ]
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アマゾンの内容紹介から一部引用

「これから日本で何が起こるのか。もっとも予測が当たる経済アナリストによる最新の未来予測。」

定年は消滅し、高齢者の定義が変わる

「定年の75歳への引き上げどころか、定年の廃止を決める企業が増加基調になり、高齢者が積極的に仕事をする社会への変革が進んでいくことになるでしょう。」P90

前から話していることですが、定年というのはなくなると思ったほうが良いでしょうね。

僕は今30代前半ですが、僕が高齢者と呼ばれる年齢になる頃には日本の人口のおそよ4割が65歳以上になると言われています。

ということは、75歳で引退なんてことはまず考えづらいし、今でも定年を廃止しようとしている企業があるわけですから僕が高齢者になる頃には80歳になっても当たり前のように働いているでしょう。

もちろん、その頃には働き方自体が大きく変わっているので今みたいな肉体労働ではなくなっていはずなので、そこまで悲観的に捉えなくてもいいのかなと個人的には思っています。

ただ、定年まで一生懸命働いて、老後は悠々自適なんてことは無理なので仕事しながら遊ぶということをやったほうがいいですね。

日本にも迫るアマゾンの脅威

「経済的にいえば、アマゾンのような企業が増えれば増えるほど、経済の生産性は上がるので好ましいという見方もできますが、コインの表と裏との関係で雇用が確実に減り続けていくという負の側面は見て見ぬふりはできないでしょう。」P106

雇用が減ってしまうのは時代の流れ的にしょうがないと思います。

本の中ではアマゾンを例に話をしていますが、アマゾンを含むGAFA以外にもAIやロボット、最近話題になっているRPAなども今後、どんどん導入されていきます。

そうなったら多くの起業家や経営者は我先にと導入するでしょう。

僕が経営者なら絶対に導入しますしね。

ただ、そうなると多くの企業が人が必要ない状況になっていってしまうのでそこは問題かなと思います。

将来的には、多くの若者がアジアの国に出稼ぎに行ったり、移住したりというのが当たり前になると思っているので、そこまで問題視はしていませんが、雇用が減るというのは間違いないでしょうね。

働く側の人間の視点で考えると、とても大変な時代ですが、生活者の目線で考えれば、GAFAなどの世界的な企業が入ってくることで生活は便利になります。

現に便利になっていますからね。

どちらが正しいか悪いかではなく、時代の流れなんだなと認識して、対応していきましょう。

銀行の人員削減は日本の産業界の先行事例になる

「日本の銀行にとって最大の脅威は、アマゾンやグーグル、アリババなどが日本で銀行業を開始するということです。」P135

米国の巨大企業や中国の企業が日本にやってきて銀行業をやるかと言ったらやらないと思いますが、多くの産業に外資の企業が入ってくるのは間違いないと思います。

なので、銀行みたいな店舗が減ったり、人員削減をしたり、採用人数を減らしたり、といったことはどの業界でも起こるでしょうね。

これは先日、書評した「人生は攻略できる」にも書きましたが、外資と戦うのではなく、そこと上手く乗っかる形でのビジネスをするほうがベストです。

ビジネス上、戦わないといけない企業がほとんどだと思いますが、闘っても正直勝ち目はありません。

なので、企業はとても難しい局面を迎えると思いますが、そこで働く社員はいつでもやめることができるわけですから、いつ辞めてもいいように個人でお金を稼ぐ力は身につけとかないとダメですね。

アメリカの経営者の本音から、雇用の将来が見えてくる

「今のところ、アメリカの大企業の経営者たちのあいだで秘かに話し合われているテーマは、「AI化・ロボット化を進めるにあたって、どのくらいのペースで進めていけば、世論の強い反発を受けずに済むのだろうか」ということです。」P162

これはアメリカの企業の経営者に限った話ではないですよね。

日本の企業経営者もこれだけ人手不足で苦しんでいるわけですから話し合っていると思います。

というか、絶対に話しています。

特に日本の場合、これから経済が右肩上がりに成長して行くとは考えにくいですから経営者の頭の中には常にあるでしょう。

なので、米国も日本もどこかの企業がAIやロボットを本格的に導入し始めたら多くの企業が追随する形で導入するはずです。

導入直後は世論から強い反発があるでしょうが、日本経済がそうも言っていられない状況になっているでしょうから鎮静化するのは早いのではないかと思います。

AIと闘ってはいけない、AIは利用していくものだ

「総務省がAIの時代に重要となる能力を有識者に聞き取りしたところ、主体性、行動力などの「人間的資質」や「企画発想力や創造力」がもっとも多く、コミュニケーション能力などの「対人関係能力」が続いたということです。」P249,250

AI時代に求められているモノが何かは正直、その時にならないとわからないと思います。

ただ、ひとつ言えるのはAI時代が訪れれば、企業はそこまで人を雇う必要がなくなります。それは間違いありません。

なので、企業の極端なスリム化が起きます。

そうなった時に多くの人が職を失ってしまうでしょうから、そうなった時に路頭に迷わないように個人の武器となるものを2つ3つと持って、対応するしかないでしょう。

これからは、堀江さんの言葉で言うなら多動力がものを言う時代なのでひとつに拘るのではなく、色んなことを横断的にやるっていうのを意識してやるようにしましょう。

感想

最近も富士通とかパイオニアのリストラが話題になりましたが、今後は「45歳」という年齢がリストラの1つの基準になるのではないかと個人的には思っています。

企業としては人件費を上げたくないわけですから45歳という年齢で切ろうとする意図はわかるのですが、切られた側はたまったもんじゃありません。

AIやロボット、RPAがどのくらいのスピードで導入されていくかはわかりませんが、導入されることは間違いので今後は富士通みたいなことが大手を中心に起こるでしょう。

数年前だったら副業なんて考えたことなかった人も多いと思いますが、今の時代、会社だけを頼りにして生きていくのはあまりにもリスクが高すぎます。

リスクヘッジの観点で考えても、自分でビジネスをするということを始めたほうがいいだろうなとこの本を読んでいて、改めて思いました。

じゃないと本の中でも言われているような75歳まで働くというのは難しいと思いますし、これから迎える超少子高齢化社会を生き抜けないだろうなと思いました。

 

本日紹介した書籍情報

AI×人口減少 これから日本で何が起こるのか [ 中原 圭介 ]
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【書籍名】「AI×人口減少 これから日本で何が起こるのか

【著者名】「中原 圭介」

【出版社】「東洋経済新報社」

【出版日】「2018/10/26」

【頁数】 「254ページ」

 

ABOUT ME
朝比奈聡
朝比奈聡
新卒1年目でトップの営業成績を残しエース社員に。その後、ベンチャー企業を立ち上げて、急成長企業にするも休みなく働く生き方に嫌気がさして、ひとり社長に転身。現在はマーケターとして、個人や中小企業中心にマーケティングコンサルティングを行いつつ、起業家としても多岐にわたる事業を展開している。