経営・事業戦略・起業

アマゾンのすごいルールを読めば、ビジネスの仕組み作りがよくわかる

こんにちは、朝比奈です。

今回は、「アマゾンのすごいルール」という本を書評したいと思います。

なんでこの本を書評しようと思ったのかというと、アマゾンを日常的に使っているのによく知らないなと思ったので読もうと思ったのがまず一つ。

で、もう一つが世界を代表する企業であるアマゾンの元社員の方が書いた本ということでまだ知られていない内情が知れるのではないかと思ったので読んでみました。

読んでみるとアマゾンが好きな方はもちろんですが、自分でビジネスをしている人にとって参考になることが多く書かれていたので、僕が読んで「コレ良いな!」と思った部分を紹介していきますね。

それでは、はじめます。

アマゾンの内容紹介から一部引用

「アマゾン ジャパンの立ち上げに携わった元幹部社員が初公開!ジェフ・ベゾス直伝の「超合理的な仕事術」とは?次々に革新的なサービスを生み出し、世界をリードし続けるアマゾン。その強さの背景には、ジェフ・ベゾス直伝の「仕事術」がありました。」

「瞬間物質転送装置」のある世界を夢見て

「私はよく、仲間と共に「ジェフ・べゾスはどんな未来を夢見ているんだろうね」と話しました。そういった話の中で出てきた結論の1つが、「要するに「瞬間物質転送装置」のある世界なんじゃないか」ということでした。例えば、あなたが1人、部屋にいて、ソファでテレビを見ているとします。ふと「炭酸水が飲みたいな」と思ったけれど、冷蔵庫に炭酸水がない。現状の世界では、お店に行くか、あるいはネットで注文するなどして、一定の時間と手間をかけた後に炭酸水を飲むことができます。ジェフ・べゾスの夢見ている世界は、そうではないのではないか。ふと「炭酸水が飲みたいな」と思った瞬間、アマゾンの倉庫から移動して、あなたの目の前に現れるという世界なのではないか、という結論です。ジェフ・べゾスに直接確かめたわけではありませんが、アマゾニアンたちの納得は十二分に得られました。」P41

普通に考えたら瞬間物質転送装置のある世界なんてドラえもんじゃあるまいし、訪れるとは思えません。

でもこれまでのアマゾンの活躍を考えるとそんな夢のような世界がもしかしたら、未来では見られるのではないか、と期待してしまうところもあるんですよね。

だって今でこそ、「当日お急ぎ便」や「プライムナウ」を使えば、その日に頼んだ商品が届きますが、こんな便利なサービスを10年前に予想できましたか?

多くの人は予想出来なかったでしょ。もちろん、僕だって予想できませんでした。

だからいつになるのかはわからないですが、そんな夢のような世界が訪れるのではないかと期待しちゃいますし、もし、目指しているのだとしたら実現してほしいですね。

未来に花を咲かせるために種を植える誤解を恐れずイノベーションし続けよ

「入社して以来、さまざまなプレゼンの場でジェフ・べゾスが語ってきたのは、『種を植えること」の重要性です。私は、15年の在籍期間中、この言葉を何度も耳にしました。」P45

「今、未来のために種を植えなかったら、この花はいつか枯れてしまうよ。だから、今日もイノベーティブな種を植えよう。未来に花を咲かせるためにね。たとえ、それが今は誤解されるようなことであったとしても。今の繁栄に満足し、ベンチャーマインドを忘れてはいけない。自戒の意味で、べゾスはよくこのようなメッセージをアマゾニアンたちに送っていました。」P46

この章では、ジェフ・べゾスがドットコム・バブル崩壊のあおりをうけ、アマゾンの株価が急激に下落したときに設備投資の動きを緩めるどころか、加速していたことが書かれているのですが、ほんとこの姿勢は見習わないといけないですよね。

どうしてもビジネスが上手く行きはじめると多くの人はその状況に満足してしまい、「今の状況を維持するためにはどうしたらいいのか?」という視点で考えるようになってしまいがちです。

でも、未来永劫に続くビジネスモデルなんてないんですよね。だから、生き残るためには常に種を植え続けなきゃいけない。

この種を植えるということが企業としてできるかどうかで10年後も生き残れる企業なのか、それとも消えていってしまう企業なのか、が分かれるんだろうなと思いました。

べゾスが常に語っていた「仕組み」の重要性

「日本では、「おもてなし」という言葉をよく使います。聞こえはいいのですが、私はこの言葉があまり好きではありません。なぜなら、「経営者やマネジメント層が社員個々の「善意」に頼っているだけ。自分たちの本来の役割である「仕組みづくり」を怠っているだけ」と感じることがあるこからです。働き方改革などの名の下で、労働時間の短縮を余儀なくされています。今後はますます労働人口の減少が社会問題化してきます。テクノロジーなども含めた「仕組み」を整えていかなければ、現場は疲弊するばかりです。」P54

今後の日本経済を考えると、今までのような形での企業経営は今後厳しくなっていくので今後の企業経営としては売上の拡大は望みつつも規模の拡大はせず、やっていくというのが一番いいでしょうね。

で、それを踏まえた上で今後大事になってくるのがこの引用した部分に書かれている「仕組み化」です。

以前は仕組み化といってもできることに限りがありました。でも今はGAFAだったりそれ以外の先進的な企業のおかげでほんとにビジネスの仕組み化がしやすくなってきています。

今後は、今挙げたような先進的な企業と戦うのではなく、上手く活かしながら乗りながらビジネスをするというのが生き残るために必要になってくるのではないかと思います。

Hire and Develop Best ~ベストな人材を確保し育てる~

「ジェフ・べゾス自らが「自分より優秀な人材を採用することを恐れてはいけない」と語っています。自分より優秀な人材は、いずれ自分のポジションを奪い、いつかは自分の上司になるかもしれない存在です。しかしながら、その恐怖に打ち勝つことができず、自らがそのようなブロッカーになってしまっては会社の成長を促すことができないという意味です。とても難しいことですが、自分よりも優れた人物を選べる器の大きな人物こそが、真に優秀なリーダーなのです。そして実際のところ、そのような優れたリーダーが職を追われる可能性はきわめて少ないと言えるでしょう。」P120

人ってどうしても自分より下の人がいると安心する生き物だから自分より優秀な人材を入れたがらないんですよね。

起業家とか経営者でも自分より優秀な人材を入れたがらない人って多いんですが、やっぱりそういう企業は業績もいまいちです。

逆にトップが率先して自分より優秀な人材を集めようと頑張っている企業は勢いがあるし、伸びていくところが多いです。

個人レベルの話でいうなら、自分より優秀な人材がいることで得られるモノって多いので恐怖に打ち勝ってほしいなと思いますし、仮に負けてもまたそこから頑張ってポジションを奪えばいいのでドンと構える人が増えてほしいなと思います。

Frugality ~質素倹約~

「はじめに」でも紹介しましたが、アマゾンの質素倹約の精神は社員が利用する机「ドアデスク」に象徴されています。ジェフ・べゾスがアマゾンを興した際に、配送作業を行う作業机を、家の中のドアに使う大きな板に垂木の脚を打ち付けて作りました。これが「ドアデスク」と呼ばれ、「創業時の精神を忘れないように」ということで、今でも米国本社で利用されているのです。」P126

生活水準を上げることは簡単だけど、一度上げた生活水準を下げるのは大変だと言われますが、アレと一緒で企業も一度上げた水準はなかなか下げられないんですよね。

だから企業経営において、質素倹約であることは大事になってくるんですが、なかなかできない人も多い。

僕も元々は質素倹約ではなかったんですが、周りの起業家、経営者を見て、長きに渡って第一線で活躍している人は質素倹約な方が多かったので意識的に質素倹約な生活をするように心がけていますね。

あとここを読んでいて思ったのが、アマゾンのように創業時の精神を忘れずに今でも利用しているというのを聞くとすごい印象が良いし、応援したくなりますよね。

感想

先日、こんな記事を見ました。

その記事では、アマゾンのCEOであるジェフ・べゾスが社内会議で「いつかアマゾンは潰れる」と予測しているというもので、そこには倒産を可能な限り遅らせるためには顧客に注力するしかないと書いてありました。

その顧客に注力するというのはこの本でも何度も書かれていて、顧客の為に何ができるかというのを常に考えている企業なんだということがよくわかります。

だからこそ、今なお成長を続けられるんでしょうね。

この本では、アマゾンで働いていた著者がアマゾンの内情を詳しく書いているので、アマゾンのことをもっと知りたいと思った人は読んでみるといいですよ。

 

本日紹介した書籍情報

【書籍名】「アマゾンのすごいルール」

【著者名】「佐藤 将之」

【出版社】「宝島社」

【出版日】「2018/4/6」

【頁数】 「287ページ」

ABOUT ME
朝比奈聡
朝比奈聡
新卒で営業会社に入社し、すぐにトップクラスの営業成績を残しエース社員に。その後、ベンチャー企業を立ち上げて、急成長企業にするも土日祝日仕事をする生き方に嫌気がさして、ひとり社長に転身。現在は、マーケターとして、個人や中小企業に経営コンサルティング・マーケティングコンサルティングを行いつつ、起業家としても多岐にわたる事業を展開している。
こちらの記事もおすすめ!