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【要約&書評】稲盛和夫氏の「生き方」は秋の夜長に読みたい本だ

こんにちは、朝比奈です。

今回は、京セラとKDDIを創業し、JALの経営再建を成し遂げた当代随一の経営者である稲盛和夫氏の「生き方‐人間として一番大切なこと‐」を書評したいと思います。

早速ですが、はじめます。

アマゾンの内容紹介から一部引用

刊行10年目にして100万部を突破した、不朽のロング・ミリオンセラー!二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業し、JALを再生に導いた「経営のカリスマ」が、その成功の礎となった「人生哲学」をあますところなく語りつくした一冊。夢をどう描き、どう実現していくか?人間としてもっとも大切なこととは何か?――サッカー日本代表の長友佑都選手、野球日本代表監督の小久保祐紀氏などトップアスリートも座右の書としてその名を挙げる、「究極の人生論」

寝ても覚めても強烈に思いつづけることが大切

「企業経営でも、新規の事業展開や新製品開発などでは、頭で考えればたいてい、これは無理だろう、うまくいかないだろうと判断されることのほうが多いものです。しかしその「常識的な」判断ばかり従っていたら、できるものものもできなくなってしまう。本気で何か新しいことをなそうとするなら、まずは強烈な思い、願望をもつことが不可欠なのです。不可能を可能に変えるには、まず「狂」がつくほど強く思い、実現を信じて前向きに努力を重ねていくこと。それが人生においても、また経営においても目標を達成させる唯一の方法なのです。」P43

「常識的な判断ばかり従っていたら、できるものもできなくってしまう」と書かれていますが、ほんとそうです。

僕は起業してから10年ほど経つんですが、10年間自分でビジネスしてみて思うのは「できると思ったものはできるし、できないと思ったものはできない」ということです。

これは根性論とか精神論ではなくて、無謀に思えるものでも「できる!必ずでやれるはず」と思えたものは最初はできなかったとしても諦めずにやり続けることで、できるようになります。

ほんと不思議ですが、「できる!」と思えるもの、思えたもの、は諦めずにやり続けるうちに正解が見えてくるんです。

だから、ここで書かれている「狂がつくほど強く思い、実現を信じて前向きに努力を重ねてくこと」というのは本当ですね。

常識的な判断でビジネスを考えることは
もちろん大事ですが、それと同じくらい「どうやったらうまくいくか?どうやったら実現できるか?」を考えることも同じくらい大事なので忘れないようにしたいですね。

あきらめずやり通せば成功しかありえない

「いっけん無理だと思える高い目標にもひるまず情熱を傾け、ひたむきな努力研鑽を惜しまない。そのことが私たちの努力を、自分自身もびっくりするほど伸長させる。あるいは眠っていた大きな潜在能力を開花させるのです。ですから、できないことがあったとしても、それはいまの自分にできないだけであって、将来の自分になら可能であると未来進行形で考えることが大切です。まだ発揮されていない力が眠っていると信じるべきなのです。」P61

未来進行形で考えるってほんと大切です。

僕も23で起業したときに、「今はまだ力不足だけど、将来の自分なら絶対にうまくやれるはず」と思って、起業しました。

一見無理そうだと思えるものでもコツコツやることで達成できてちゃったりします。

だから、本当に達成したいと思える目標があるなら未来進行形で考え、やってみるといいのではないでしょうか。

諦めずにやり通せば、ちゃんと形になるのでやることをおすすめしますね。

努力を積み重ねれば平凡は非凡に変わる

「短丘急をめざしても、まず今日一日を生きないことには明日は訪れません。かくありたいと思い描いた地点まで一瀉千里に行く道などないのです。千里の道も一歩からで、どんな大きな夢も一歩一歩、一日一日の積み重ねの果てに、やっと成就するものです。」P65

「私自身もまさに、そういう亀のような歩みでした。地味な一日の集積と継続によって、いつしか会社も大きくなり、私を現在の位置にまで到達させたのです。ですからいたずらに明日を煩ったり、将来の見通しを立てることに汲々とするよりも、まずは今日一日を充実させることに力を注いだ方がいい。それが結局、夢を現実のものとする最善の道なのです。」P66

「努力を積み重ねれば、平凡は非凡に変わる」って言葉いいですね、僕はこの言葉好きです。

どの業界でも言えることだと思いますが、継続できる人が最後に勝ちます。

特に、ビジネスはその傾向が強いと僕は思っていて、平凡な人間でもやるべきことを継続してやることができれば、一定の成果がでます。

将来の見通しを立てることもとても大事ですが、一日一日を大事にして、一生懸命仕事に取り組む。

それをやっていれば、不安に思うようなことは起きないのではないかと個人的には思います。

現場で汗をかかないと何事も身につかない

「人生では、「知識より体得を重視する」ということも大切な原理原則です。これは、いいかえれば、「知っている」ことと「できる」ことは必ずしもイコールではない。知っているだけで、できるつもりになってはいけないという戒めでもあります。」P65

「情報社会となり知識偏重の時代となって、「知っていればできる」と思う人もふえてきたようですが、それは大きな間違いです。「できる」と「知っている」の間には、深くて大きな溝がある。それを埋めてくれるのが、現場での経験なのです。」P66

確かに、「知っている」と「できる」を勘違いしている人多いですよね。

今の時代、ネットで検索すれば、なんでも調べられるので「知っている」と「できる」を勘違いしやすいですが、必ずしも知っているからと言って、できるわけではありません。

「知っている」状態から「できる」ようにする為には、何事も自分で体験してみることが大事だと僕も思います。

体験する中で気付くこと、感じることって多々ありますし、自分が体験して気付いたこと、感じたこと、は自分が教える立場になったときに経験談として喋れるのでとても役に立ちます。

この部分で書かれている「現場で汗をかかないと何事も身につかない」っていうのはほんとその通りだと思います。

働く喜びは、この世に生きる最上の喜び

「私は、人間がほんとうに心からの喜びを得られる対象というものは、仕事の中にこそあると思っています。そういうと、仕事一筋では味気ない、人生には趣味や娯楽も必要だという反論が返ってくるでしょう。しかし趣味や遊びの楽しさとは、仕事の充実があってこそ味わえるもので、仕事をおろそかにして趣味や遊びの世界に喜びを見いだしたとしても、一時的には楽しいかもしれませんが、けっして心からわき上がるような喜びを味わうことはできないはずです。」P158

「人の営みのうち最上の喜びを与えてくれる労働において、あるいは人生の中でもっとも大きなウェイトを占める仕事において、充実感が得られないかぎり、他の何かで喜びを得たとしても、私たちには結局物足りなさしか残らないはずです。」P159

「趣味や遊びの楽しさとは、仕事の充実があってこそ味わえるもの」と書かれていますが、僕もそう思います。

というのも、僕も以前は仕事に充実感を感じられない時期があって、その時はやはり、趣味や遊びを楽しめていなかった。

でもその後、仕事で充実感を得られるようになると趣味や遊びを心の底から楽しめるようになったので、「「趣味や遊びの楽しさとは、仕事の充実があってこそ味わえるもの」というのがよくわかるんですよね。

今後の日本は、今まで以上に仕事をする期間が伸びていって、生涯現役で働く人が増えていきます。

今までのような嫌な仕事を定年までなんとかやるって働き方は通用しなくなるのでどう仕事と向き合っていくのか、付き合っていくのか、を考えていく必要があると思います。

感想

本好きの方なら定期的に読み返したくなる本って1つや2つあると思うんですが、僕の定期的に読み返したくなる本のひとつがこの「生き方」です。

「生き方」を買ったのは数年前でこれまでも何回も読んできましたが、今回書評するということで改めて最初から最後まで読んでみました。

いやー、ほんとこの本は読むたびに新たな発見がありますね。

前読んだ時は何とも思えなかった一節が今読んでみると妙に響いたりして、逆に以前読んだ時にいいなと思い、線を入れた一節がなんとも思わなかったりする。

そんな本です。

一度や二度ではなく、何度も読んでこその本だと思いますので定期的に読みましょう。

僕もこれからも定期的に読んでいきます。

 

本日紹介した書籍情報

【書籍名】「生き方―人間として一番大切なこと」

【著者名】「稲盛和夫」

【出版社】「サンマーク出版」

【出版日】「2014/7/1」

【頁数】 「246ページ」

ABOUT ME
朝比奈聡
朝比奈聡
新卒で営業会社に入社し、すぐにトップクラスの営業成績を残しエース社員に。その後、営業会社を立ち上げて、会社の規模を大きくしようと頑張るも土日祝日仕事をする生き方に嫌気がさして、再度起業しひとり社長に転身。もっと早く知りたかった雇われない雇わない生き方を伝えるのがミッション。「本はともだち」は、年間読書数100冊越えの読書オタクが運営するビジネス書専門の書評ブログです。
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