スキル・キャリア・自己啓発

【書評】「残酷すぎる成功法則」を読めば成功にまつわる神話を知れる

こんにちは、朝比奈です。

周りの人からの評判が良かったのと「残酷すぎる成功法則」というキャッチ―なタイトル、監訳が橘玲さんということで買ってみました。

早速ですが、はじめていきます。

「今すぐ「思考」と「行動」をアップデートせよ!目標達成のために不可欠な要素として世間一般で広く信じられてきたことの多くは、手竪くて正論だが、今や完全に間違っている。そうした神話の長所、次いで反論や矛盾を取り上げる。裁判のように賛否両論を検証、最もプラスになる結論を導きだしていく」

 

エビデンスからわかる最強の対人ルール

「仕事を選ぶときには、一緒に働くことになる人びとをよく見ることですね。というのは、あなたが彼らのようになる可能性が高いからで、その逆はない。あなたが彼らを変えることはできないのです。何となく自分と合わないと思うなら、その仕事はうまくいきません」P83

人は環境によって良くも悪くも変わるので若い頃、どういう職場でどういう仕事をするのかというのはすごく大事です。

終身雇用時代であれば、合う合わないというよりは合わせる感覚で良かったんでしょうが、これからはひとつの会社を勤め上げるという時代ではなくなるので目的意識を持ち、どういう人材に将来的になりたいのかをよく考えるべきでしょうね。

 

僕の個人的な意見としては、20代の働き方がその後の人生を決めると思っているので20代のうちはがむしゃらに働ける環境に行ってほしいなと思います。

20代で頑張って働いた人はその後の社会人人生における選択肢が広がりますが、逆に大事な20代を頑張らずに過ごしてしまった方は選択肢がどんどん狭くなります。

選択肢を広げる意味でも20代は自分を厳しい環境における職場を選ぶべきだと思います。

どんな困難も乗り越える人に共通する習性

「良い営業マンになる秘訣は、人と接するのが得意なこととか、外向的なことだと思うかもしれないが、調査によると、決め手は楽観主義であること、その一点に絞られるという。研究者たちは、「楽観的傾向で上位一〇%に入った外交員は、悲観的傾向で上位一〇%だった者より売り上げが八八%多い」ことを発見した」P98

このページでは、良い営業マンになる秘訣は「楽観主義であることだ」と書かれていますが、読んでいて「確かに!」と思いました。

僕は営業会社を経営していたので数多くの営業マンを見てきましたし、僕自身もプレイヤーとして長いこと営業をしてきましたが、売れる営業マンは楽観主義?というか、あまり気にしない性格の人が多かったです。

 

というのも、営業(特に飛込み系)は基本的に拒絶されて当たり前のところがあるので反論として言われたことをいちいち真に受けていたらやってられないんですよね。でも、真面目というか、悲観的に物事を見てしまう人はお客さんに言われたことを真に受けて、考えてしまう。

で、次の現場でもさっき言われたことを引きずってやるので、どこか説得力がなく、押しが弱いので断られる。

で、また考える。

考えるけど、答えが見つからず、悩む。

結局、嫌になって辞める。

というパターンでした。

 

逆に売れる人は、「まあ、次はいけるっしょ」「今の客、合わなかったわ~」ぐらいの感じで受けとめて、次へアプローチします。

営業をかけて上手くいかなかったときに「どうしてダメだったのか?」と考えることはとても大切なのでもちろんやらないとダメですが、あんまり考え込んでもしょうがないので切り替えが大事ですね。

「まあ、次はうまくいくだろ」と思えるかどうかが売れる営業マンになるために必要でしょうね。

世界を変革する者に共通の経験

「ジャーナリストのシェーン・スノウが著書『時間をかけずに成功する人、コツコツやっても伸びない人』のなかで紹介した調査によると、メンターを得た起業家はそうでない起業家に比べて七倍の資金を調達し、三・五倍も早く事業を成長させていたという。なぜメンターはそれほど重要なのだろう?それは誰でも、全ての失敗を経験するのは不可能だからだ。他社が経験した失敗から学ぶ方が手っ取り早い。良きメンターや教師は、あなたがたより迅速に学べるように手助けをしてくれる」P210

先日、日本企業でもメンター制度を導入し始めている企業が増えてきたという記事を読みました。

「メンター制度」についてはいろいろな意見があるようですが、メンターの重要性については、上記に書かれているとおり、必要なのは間違いないでしょう。

ただ、僕個人の意見としてはメンターは必要だと思いますが、会社で行う「メンター制度」は必要ないと思います。

 

どういうことかというと、以前のような終身雇用を前提とした働き方であれば、先輩や上司をメンターとして選び、学べばよかったんでしょうが、終身雇用が崩壊した今では「社内価値」ではなく、「市場価値」を意識した働き方を考えるべきなので上司や先輩ではなく、違う業界、違う会社で活躍している人から学ぶほうがいいと思います。

リンダ・グラットンが書いた「ライフシフト」にも書かれていますが、これからの時代はひとつの仕事を極めるのではなく、横断的に学び、働く時代です。

メンターを見つけるのであれば、自分とは違う業界、会社で働いている人から学ぶべきで社内でメンターは必要ないと思います。

膨大な生産力は長時間労働から生まれるという夢のない現実

「あなたは、膨大な時間を費やすことなく、生産性を高めることができるだろうか?もちろん、ある程度までは可能だろう。しかし、才能と効率が同等なら、より多くの時間を費やす者が勝つ。しかも、優秀で傑出した人びとのあいだでさえ、時間数の問題は顕著な要素である」P281

生産力もそうですが、結果を出すという意味でも時間を費やすことが大事なのは間違いないでしょうね。

先日ある番組に落合博満氏の息子である落合福嗣さんがテレビにでていて、練習嫌いと公言していた父・落合博満は実は、毎日夜中に素振りをしていたという話をしていました。

それを見たときに改めて思ったのが、結果を出す人、成功する人、というのは結局、みんな努力家なんだなということです。

 

これはスポーツに限った話ではなく、ビジネスもそうでこのブログでも何度か書評をしているホリエモンこと堀江貴文氏の本やコメントなどを見ていてもわかりますが、ものすごい努力、勉強されていることがわかりますし、僕の周りを見ても活躍している起業家はみなものすごい時間を費やしています。

楽に結果を出す方法なんてものはなく、結局やるしかないんでしょう。

感想

厚めの本なので読み終わるのに時間がかかるかなと思ったのですが、読み終わるのにあまり時間かからなかったです。

自己啓発本のなかには読んでいて、「これ、ほんとかな?」と思うようなものが今まで読んできたなかでも何度かありましたが、この「残酷すぎる成功法則」ではエビデンスまで辿って書かれているので安心して読むことができました。

成功にまつわる神話を知りたい方は、「へーそうなんだ」と思うようなものがあると思うので読んでみるといいですよ。

 

本日紹介した書籍情報

【書籍名】「残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する 」

【著者名】「エリック・バーカー (著) 橘玲 (監修, 翻訳) 竹中てる実 (翻訳)」

【出版社】「飛鳥新社」

【出版日】「2017/10/25」

【頁数】 「400ページ」

ABOUT ME
朝比奈聡
朝比奈聡
新卒1年目でトップの営業成績を残しエース社員に。その後、ベンチャー企業を立ち上げて、急成長企業にするも休みなく働く生き方に嫌気がさして、ひとり社長に転身。現在はマーケターとして、個人や中小企業中心にマーケティングコンサルティングを行いつつ、起業家としても多岐にわたる事業を展開している。
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