こんにちは、朝比奈です。
本日は、ひろゆきさんの著書「凡人道−役満狙いしないほうが人生うまくいく」こちらを解説していきます。
要点は、3つです。
要点1 仕事選びで迷っている人に僕がおすすめしているのは、「カンストの訪れが遅い仕事を選ぶこと」です。カンストとはカウンターストップの略で、ここでは仕事の熟練度とそれに伴う生産性を示しています。カンストの訪れが遅いというのは、要はマスターするには時間や手間がかかって、そのマスター具合により生産性がアップする仕事です。
要点2 1970年代くらいを境に徐々に減少していたデモ運動が、平成最後の10年くらいで復活してきた感じですが、なかなか結果が出たとは言い難いです。何も変えられない下手くそなデモに夢中になるくらいなら、恋人でも見つけて自分の人生をハッピーなものに変えるほうが、よっぽど建設的だと思います。
要点3 江戸時代とかだったらお金のある殿様と極貧の農民では、暮らしぶりや遊びっぷりも月とスッポンだったんだろうけど、今は億万長者も時給1000円のフリーターもスマホを使って同じオンラインゲームで遊んでたりします。
要点1 カンストの訪れが遅い仕事を選ぶ
先行きが不安な日本で凡人はどうやってサバイバルしていけばいいのか、これについてひろゆきさんはマスターするのに時間や手間がかかって、マスター具合によって、生産性がアップする仕事がいいと言っています。
自分の仕事や職場がカンストの遅い仕事なのか、それとも早い仕事なのかどうかわからないという人も多いと思いますが、その場合は、自分の会社で働く優秀だと思える10個ぐらい上の人の給料を探ってみるといいです。
もし、自分と大して変わらないのであれば、積み重ねが利かない仕事ということになりますので、別の所に行くことも検討したしてみるといいかもしれません。
でも、逆に自分の給料とは違って、満足できるような給料を稼いでいるのであれば、積み重ねが利く仕事である可能性が高いです。
これは、よく言われることですが、どういう仕事を選ぶかで稼げる金額はほぼ決まります。
どの仕事を選ぶかはその方の自由ですが、今後、積み重ねが利かない仕事ほど、AIやロボットに淘汰される可能性が高くなりますので、その辺りのことよく考えてから仕事選びをするべきだと思います。
要点2 デモに熱狂するより恋人を作ろう
国や会社、もっと言えば、世の中に不満がある方は多いと思います。
ただ、国はもちろん、会社を変えるなんてことは基本的にはできません。
会社の場合、頑張り次第では変えられないこともないのかもしれませんが、そこに時間や労力を使うぐらいなら自分の人生にかけた方がはるかにいいと思います。
本の中では、デモに夢中になるぐらいなら恋人でも見つけて、自分の人生をハッピーなものに変えるほうがよっぽど建設的だと書いてあるのですが、本当にその通りだと思いますし、別に恋人じゃなくてもいいと思います。
たとえば、僕は釣りが好きなのですが、今ならテレワークでも仕事ができるわけです。なら、思い切って湖の近くに移り住んでそこで仕事をしながら休みの日は釣りをするなんて生活を送ったっていいわけです。
当たり前ですが、人生は有限です。
どうにもならないものに時間や労力をかけるぐらいなら自分が本当に大事したいと思えるものに時間を使って、幸せ指数の高い人生を送ることを目指すべきだと思います。
要点3 サブスクの登場でお金がかからない時代に
現代ってお金持ちもお金を持っていない人もやっていることは大して変わりません。
たとえば、服も最近はお金持ちもそうじゃない人もユニクロをよく着ていたりしますし、休日だってたまに友人と飲みに行ったりするでしょうが、あとは家でNetflixを見たりとそこまで差がないものなのです。
もちろん、住む場所や車、食事などお金をかけようと思ったらいくらでもかけることもできますが、別に家も賃貸でいいし、車だっていらない。ご飯だってたまに外食をすれば、あとは基本自炊でいいとかであれば、たくさんのお金はいりません。
しかも、今後は少しずつだとは思いますが、テレワークが当たり前のようになっていくでしょうから地方に住むチャンスが増えることで、一番お金のかかる賃料を下げることだって可能です。
そう考えると、お金がなくても楽しく暮らせる世の中にこれからどんどんなっていくはずです。
本の中でも紹介されているダニエル・カーネマンの有名な研究で主観的な幸福感は収入比例して増えるが、幸福感のピークは年収800万でそれ以上は横ばいだとも言われています。
お金はあるに越したことはないですが、無いならないなりにどうにかなる時代になってきたと思います。
補足
これからは、欲望をコントロールできる人になれるかなれないかが鍵で趣味が買い物という人はヤバいですよ、と5章に書かれています。
確かに、その通りだと思います。
だって、高い料理やブランド品を手に入れようと思ったらどうしてもお金が必要になりますからね。
ただ、何でもかんでもお金がかかるからという理由で辞めてしまうのは違うと思います。
それこそ、何のために生きているのか、何のために働いているのかということに繋がってしまうのでメリハリが必要です。
使うところには使えばいいし、必要がないと感じるところには一切、使わない。これが大事なんだと思います。
僕も服が好きなので服にはお金をかけます。
でも、お酒はほとんど飲まないですし、タバコやギャンブルだってやりません。車だって乗らないし、時計なんか社会人になって一回もつけたことがないです。
欲望をコントロールすることも大事ですが、何でもかんでも我慢ではつまらない人生になるので、メリハリが大事だと思いますね。
感想
「日本は微妙な国になる」
こんな見出しから「凡人道」は始まります。
薄々気づいている方も多いと思いますが、これからの日本は数十年という単位で苦しい局面を迎えることになります。
なので、国単位で考えてしまうとどうしても悲観的になってしまいますが、個人単位で考えれば、悲観的にならなくていいですし、むしろ面白い時代になるはずです。
というのも、要点3のところでも少し書きましたが、すでにそこまでお金がなくても生きていくことが可能な世の中になっています。しかも、今後、テレワークが当たり前になって会社に出社しなくても良くなったらどこに住んだって良いのです。
そうなれば、家賃や物価の安いところに住むことだって可能です。
テレワークに対して、否定的な企業も多いのでいつ頃にそんな世の中になるのかはわかりませんが、お金がなくても生きられるどんどんなっていくのは間違いないはずです。
ただ、忘れてはいけないことがあります。
それは、みんながみんなそうなるわけではないということです。
どうしても仕事柄、場所に縛られる働き方をしてしまうと家賃の安いところに住むなんてことはできません。なので、これから大事になってくるのはいつでもどこでも働けるスキルを身につけることです。
そうすれば、選択肢が増え、よりいい選択ができるようになります。
これからは、国や企業に期待するのではなくて、時間、労力を最大限自分に使って、自分らしい生き方を目指すこと、追求すること。これが大事なんだと思います。