こんにちは、朝比奈です。
本日は、中田敦彦さんの著書「天才の証明」こちらを要約していきます。
要点は、3つです。
要点1 勝てないなら、勝てる別の場所を見つける努力をするべき。人が求めている方向に身を乗り出していくことも大切です。
要点2 勉強が好きな人間などこの世にいるのか!殴られたような衝撃がありました。「得意」との自負や「勝ちたい」との気持ちでやってきた勉強を、初めて「好き」と言われました。
要点3 自分自身の武器は、自分には見えにくい。人から見たら優れた能力なのに、自分にとっては当たり前に備わっているから気づけないのです。
要点1 天才とは、一握りの限られた人たちではない
著者である中田さんは、誰の中にも才能は眠っていて、あなたも天才の一人であると言っているのですが、僕もその通りだと思います。
人間、誰でも1つぐらいは他の人より得意なものを必ず持っています。
そして、その人より得意なモノを磨き続けることで「天才」と呼ばれるようになるのです。
もちろん、「天才」と呼ばれるものは人によって違います。
人によっては勉強かも知れないし、サッカーかも知れない。もしかしたら、料理だったりダンスの可能性だってあります。
何がその人に向いているかは実際にやってみないとわかりませんが、必ず天才と呼ばれるような活躍ができる場所は存在します。でも、多くの人は自分が「天才」と呼ばれる可能性があることを信じていないし、信じていたとしても実際に探そうとしません。
だから、見つからないのです。
これからの世の中は、誰でも出来るような仕事はすべてAIやロボットに置き換えられていきます。そうなれば、自然と得意なこと、好きなことに挑戦しなければならなくなります。
自分の中の「天才」を発揮できるモノ、場所はどこにあるのか?と考えることを始めるべきだと思いますね。
要約2 「好き」こそ最強
「好きこそ、最強」は本当にその通りだと思います。
以前、僕も飛び込みの営業をやっていた時期があるのですが、僕は飛び込み営業が好きではありませんでした。もちろん、仕事なのでちゃんとこなしていましたし、割と得意だったので人並み以上の成果を出すことができていました。
けど、好きになることは最後までありませんでした。
当然、好きじゃないのでやっていて楽しいと感じたことはほとんどなかったのですが、中には飛び込みの営業を「好きだ」と言う人も世の中にはいるのです。
僕の仕事仲間もその一人で飛び込みの営業が好きでしょうがないらしく、いつもワクワクしながら現場に行っていました。
そういう人を見てきて思うのは、好きでやっている人にはどれだけこっちが頑張っても勝てないということです。そして、好きでもないことを続けていてもなかなかスキルは上達しないし、すぐに限界が見えるということです。
でも、それが好きだと思えるものだとしたら?
人は努力を努力だと思わなくなり、自然と上達していきます。
人生100年時代、長く働くことが想定される時代においてはどの仕事をして生き残るかという部分も大事ですが、それと同じくらいどの仕事をして楽しく仕事するかの部分も大事になってきます。
好きなことを仕事にするということに関して色んな意見もありますし、まだまだ理解されていない考え方ですが、時代を考えると正しいんだと思います。
要点3 自分のことは他人しか分からない
自分のことは自分がよく分かっていると思いがちですが、意外とわからなかったりするものです。特に、ビジネスの場合だと商品やサービスに対する愛情からか、冷静に分析することができなかったりしますし、客観視だってなかなかうまくできません。
では、どうしたらいいのか?
やはり、一番は外部から人を招き入れて、意見をもらうことです。
そうすれば、客観的にも見ることができ、冷静に分析することができます。
すべてのことを外部の人間に任せる必要はありませんし聞く必要もありませんが、躓いたときや上手くいかないときには外部の人の声に耳を傾けてみることも大事だと思います。
補足
先程の要点3のところで自分のことは他人しかわからないから外部の声に耳を傾けるべきだと書きましたが、すべての意見を聞いてもダメだったりするので注意が必要です。
これは、本の中でも紹介されていて、「あらゆる意見をすべて素直に聞き、取り入れて、自分たちを見失って自滅していく芸人を何人も見てきた」と書かれています。
先程も書いたように、周りの意見を聞くことは大事です。
それは、間違いありません。
ただ、聞きすぎてもいけないのです。
どのアドバイスを取り入れるか、逆にどのアドバイスは取り入れずに聞き流すか、を冷静に見極める必要があります。
非常に判断が難しいですが、その判断が上手くいく人が成果を出す事ができるのです。
今までアドバイスを聞くことができていなかった人はまずアドバイスに耳を傾け、アドバイスに耳を傾けることができている人はどのアドバイスを取り入れるかをよく考えましょう。
アドバイスをもらうこと自体は悪いことではないですが、選択次第で悪くもなるので注意が必要です。
まとめ
要点1 勝てないなら、勝てる別の場所を見つける努力をするべき。人が求めている方向に身を乗り出していくことも大切です。
要点2 勉強が好きな人間などこの世にいるのか!殴られたような衝撃がありました。「得意」との自負や「勝ちたい」との気持ちでやってきた勉強を、初めて「好き」と言われました。
要点3 自分自身の武器は、自分には見えにくい。人から見たら優れた能力なのに、自分にとっては当たり前に備わっているから気づけないのです。
感想
「天才とは、一握りの人たちのことではありません。誰の中にも才能は眠っています。あなたも、天才の一人です。」
本の中でこう書かれているのですが、僕も本当にその通りだと思います。
でも、多くの人はそのことを信じていないし、探そうとしないんですよね。
けど、これからは自分の生まれ持った資質を伸ばしていくことが求められる時代です。
自分にも才能が眠っていることを自覚し、何が自分に向いているのか、合っているのかを知ることを始めるべきだと思います。そうすれば、仕事に対する取り組み方、考え方が間違いなく、変わるはずです。