こんにちは、朝比奈です。
今回紹介する本は僕が起業したばかりの頃に買った本です。
確か、ヴィレッジヴァンガードで買った気がします。
ヴィレッジヴァンガードで本を買うことは普段しないのですが、なぜかそのときはこの本が気になり、買ったのを覚えています。
買ったきり読まなくなってしまう本はいくつもありますが、この本はそんなことはなく、今でも定期的に読んでいる本です
なので、今回はこの「あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言」という本の書評をしたいと思います。
アマゾンの内容紹介から一部引用
世の中のすべての人は多くの才能にあふれています。ただし、実際に結果を出す人はごくわずかしかいません。その原因は自身の潜在能力を引き出す方法を知らないからです。偉大な成功を収めた偉人たちの行動や発言の中には、自分の潜在能力を引き出すヒントが隠されています。
「成功をおさめ、人々から尊敬され、素晴らしい人生を送りたいなら、自分のすべてに100パーセント責任を持つ必要があります。うまくいかないことがあると、ほとんどの人は親や先生、友人、上司、景気のせいにします。そして多くの場合、人々は自分が責任転嫁をしていることに気づいていません。本当は、問題の根源を直視するのが怖いだけなのです。では、問題の根源とは何でしょうか?それは自分自身です」P20
周りのせいにして、「自分は悪くない!」という姿勢をとってしまう方は多いと思います。
特に景気や国のせいにして、自分が上手くいないことを正当化してしまっている人は多いんじゃないかと思います。
それで解決するのであればいいですが、解決はしないですよね。
いつまで経っても悪いままです。
世の中には、景気が悪くても成長している企業や活躍している人はたくさんいます。
どうにもならないことを嘆いていても良くはならないので「どうやったらこの状況をよくできるのか?」という視点で考え、行動することが必要なんじゃないかと思います。
実際、僕は良くも悪くも自分次第という気持ちで仕事をしていますし、生きています。
「何かを成し遂げた人は、自分を信じることの重要性を認識していました。自分を信じずして、誰が試練に耐え、夢を追い求め、目標達成のために努力するでしょう?つまり、行動する前に信念がなければならないということです。信念とは、具体的に言うと自分の能力を信じる気持ちです。もし夢を実現しようとするなら、自分が夢を実現できると信じなければなりません」P39
根性論や精神論などは好きではないし、むしろ苦手なんですが、起業してかれこれ10年近く経って思うのは、「できると思えばできるし、できないと思えばできない」これは本当なんだと思います。
僕が23で起業したときはもちろん自信もありましたが、それと同じくらい不安で「起業しても続かないんじゃないか」と思うこともよくありました。
周りからも「社会人経験がなさすぎるし、起業は無謀だ」なんてよく言われていたのでなおさらだったのですが、
でも、そんなときでも「俺ならできるだろ!」と自分を信じ続けたことで今があります。
もちろん、向き不向きはありますが、大概のことはやればできるようになるし、やらなければできるようになりません。
「自分ならできる!」と思えるかどうかはとても大事なことだと思います。
「人はみな同等の才能と学歴を持っているわけではありませんが、持っている時間は同じです。1日に24時間、1週間で168時間、年間で8760時間あります。この時間をどう使うかで、人生の質に最大の差が生じるのです」P165
「お金は取り戻せるけど、時間は取り戻せない」
この言葉の意味を理解するのに時間がかかりましたが、30代になった今ならこの言葉の意味がよくわかります。
お金はいくら失っても回収できる余地がありますが、時間はいくら頑張っても戻すことはできません。
そう思うとものすごく貴重で大事なものだとわかるはずです。
ですが、多くの人は時間が無限にあるかのように思いがちで意味のない時間、無駄な時間を過ごしている方がほとんどです。
本人がそれで納得しているのなら問題はないのですが、もし、何十年後かに自分の人生を振り返ったときに後悔するかもしれないと思ったなら時間の使い方を考えないといけないでしょう。
「一部の人は、仕事で成果を上げて成功しているのにいつも不満を抱いています。こういう人たちはどんなに業績を上げても、自信や喪失感とは無縁の人生を送っているのが実情です。周囲の人から業績や努力を評価されるのは嬉しいことですが、真の報酬は自分の中からもたらされます。自分が成功しているかどうかを決定するのは自分自身です」P234
自己評価が低い人は意外と多いのではないでしょうか。
特に日本人はその傾向が強い気がします。
よく周りの人と比較して、「俺なんて〇〇に比べたら…」という人がいますが、勿体ないと思います。
周りの比較なんてしてもきりがないし、したところでその人とあなたとは違うわけですから。
自分が掲げた目標に対して、成長が見られるのであれば、自分を評価し、認めるべきです。
逆に、自分が掲げた目標に対して、成長が見られないのに周りと比較して、安心するのはダメです。
あくまでも比較は自分自身。
周りからの評価ではなく、自己評価を大事にしましょう。
「成功者がいつもうまくいくとは限りませんが、失敗する可能性があっても彼らは進んで行動を起こします。失敗が成功へのプロセスの重要な一部であることを認識しているからです。人はみな失敗への恐怖を乗り越えるだけでなく、むしろ進んで失敗すべきです。経験を積むたびに、次に使うことができる貴重な情報を得ることができるからです」P274
失敗は誰でもしたくありませんが、失敗を恐れていたら何もできません。
柳井社長の本のタイトルじゃないですが、ビジネスは「1勝9敗」みたいなもんでほとんどが失敗で成功することなんてなかなかないものです。
でも、それを諦めずにやるから次第に成功に近づき、成功するわけです。
よく言われる例えですが、野球史に間違いなく残るであろう天才バッターのイチロー選手ですら10回打席に入ったら7回は失敗しているわけです。
そう思うと失敗しない方がおかしいわけです。
失敗を恐れずにどんどんチャレンジして、それを次に活かしていけば、成功確率はどんどん上がっていきます。
まずは、チャレンジしてみましょう。
感想
先日、羽生結弦選手が史上初の五輪2連覇をしましたが、あの演技を見て多くの人は「メンタルすごいな!」と思ったんじゃないかと思います。
もちろん、羽生選手も緊張したと思いますが、あの状況であれだけの滑りができるなんて、なかなかできることではありません。
普通はプレッシャーに押しつぶされてしまうでしょう。
でも、羽生選手はプレッシャーに負けず、勝つことができた。
あの強靭なメンタルは先天的なものなのか、トレーニングで作り出したものなのかはわかりませんが、僕らも見習うべきだと思います。
その為には、自己啓発の本を読んだりするといいのですが、自己啓発系の本に苦手意識がある人も多いのではないかと思います。
実際、僕も起業するまではとても苦手で読んだことがありませんでした。
でも、今では定期的に読むようにしています。
なぜ、自己啓発系の本を読むようになったかというと、成功している経営者などがみんな見ていたからです。
「口に出して読んでいるよ」とは言いませんが、大抵の経営者はマインドの重要さがわかっているので読んでいます。
僕は今でも精神論や根性論は好きではありませんが、自己啓発系の本を読むことで物事に対する見方や考え方が変わるので見といた方がいいのかなとは思います。
実際、「自己啓発の本どう思う?」と聞かれたら読んだ方がいいよと答えています。
ただ、自己啓発系の本は分厚い本が多くて、途中で読むのをやめてしまう方が多いのでそういった方には、
今回紹介した「あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言」のような軽い本から読むと入りやすいのかなと思います。
紹介した本じゃなくても名著と呼ばれている本はたくさんあるのでそこから選んで読んでみるとなにか気づきがあるかもしれません。
本日紹介した書籍情報
【書籍名】「あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言」
【著者名】「ジャック・キャンフィールド (著)ケント・ヒーリー (著)弓場 隆 (翻訳)
【出版社】「ディスカヴァー・トゥエンティワン 」
【出版日】「2010/2/15」
【頁数】 「284ページ」